心機一転、復活へのスタート

今季のお酒の仕込みも無事終了し、春がやってきました。弊社敷地東側の桜並木が満開となると、花見に絶好の場所になります。ほんのりとお酒の香りも蔵から運ばれてきて、とても良い雰囲気です。
もっとも、春だといって浮かれているわけにもいきません。四月八日に新蔵建設の地鎮祭をおこない、いよいよ本格的な工事が始まりました。新蔵には地震で破壊されてしまった貯酒倉庫、大吟醸専用麹室、高級酒用麹室、高級酒の仕込み設備一式、濾過調合設備などを完備し、万全の体制での酒造りができるよう設計されています。まずは地震に強い蔵であることが前提条件、地盤改良のため52.5mの杭を37本打ち込みます。なかなかの大工事になりますが、九月には完成予定です。
さて、新しい新潟の酒米「越神楽(こしかぐら)」で仕込んだ大吟醸酒発売の発表もおこないました。(独)農研機構 北陸研究センター様との共同開発商品です。本来は昨年の秋に発表する予定でしたが、地震の為に貯蔵しておいた酒がダメになり悔しい思いをしました。なんとか、今季の仕込みで再び酒を造りなおし今春の発表となりました。当社の蔵人が自ら育て収穫した「越神楽」で仕込んだこのお酒には、復興にかける蔵人たちの熱い想いがこめられています。
完全復活への戦いは、まだまだこれからです。しかし、心機一転、不屈の魂を持って新しい「越の誉」を社員と共に造っていきたいと思います。今後ともよろしくご支援の程お願い申し上げます。

平成20年4月10日
清酒「越の誉」蔵元
原酒造株式会社 社長 原 吉隆

画像は、北陸研究センター様との「越神楽」共同記者会見の時の様子です。


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